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妙義山 中間道
関東ふれあいの道 「さくらの里と石門のみち」 富岡市(旧甘楽郡妙義町)、甘楽郡下仁田町
歩行時間 4時間15分 歩行距離 8km
参考図書 新・分県登山ガイド 9 群馬県の山(山と渓谷社)、山と高原地図 21 西上州・妙義山・荒船山(昭文社)
行程 第二駐車場06:25→中間道入口06:28→妙義山神社南入口06:33→大の字分岐・第一見晴06:48/06:50→第二見晴07:12/07:14→タルワキ沢分岐07:24→本読みの僧07:36→東屋・金鶏橋分岐07:57→ホッキリ分岐08:17→大砲岩分岐08:47/08:51→天狗の評定08:58/09:10→大砲岩分岐09:14→第四石門09:16/09:19→第二石門09:33→石門入口09:51→さくらの里きのこ館の先(行き過ぎて戻る)10:05→一本杉分岐10:09→一本杉10:12→大人場(おにんば)10:32→金鶏橋10:41→第二駐車場11:08
山遊日 09/11/08

道の駅みょうぎ



 上信越道松井田妙義ICから県道51号線、213号線で南下して妙義神社の前で右折(西へ)し、鳥居を潜ったら直ぐ左折(南へ)して登山道に一番近い第二駐車場へ車を止めたのですがトイレがありません。もう一度213号線へ戻り、道の駅みょうぎを利用したのですが、夜が明けてみたら何のことはない、道路を2本はさんだ直ぐ下に道の駅があったのです。
第二駐車場 県道196号線 農家直売所横の登山口
 第二駐車場の南端、右横(西側)に「けもの道」が出来ており登山道への近道となっているのですが、この時は知るよしも無く、県道196号線に出て南下、右横(西側)の農産物直売所横の登山口から戻るように北東へ進みました。
 舗装された道なのですが杉林の中の急登です。左カーブし北北西に向きを変える直前で右(東)側に第二駐車場へ下る「けもの道」を見つけたのです。
妙義神社南入口 関東ふれあいの道「名物」丸太階段道 コンクリート製凝木の手摺り
 行き着いた先が妙義神社南入口となっているのですが北へ向かう道は工事中で通行止めとなっていました。同時に、ここが西南西に向かう実質的な登山道の入口となっておりカードボックスも置いてあります。
 関東ふれあいの道ですから予想通りに丸太階段の道になっています。恐れていたコンクリート製の凝木まで現れてきました。この先どうなることでしょうか。
左前方(南)の樹間に金鶏山








 左前方(南)の樹間に金鶏山が見えて来たのですが、この時には、どこの山なのか見当もつかず、激しい岩山に、ただただ驚くばかりでした。
大の字分岐 第一見晴入口




 右(北)側に大の字分岐が現れ、次に左前方(南)へ第一見晴の案内が見えて来ます。
東南東にふるさと美術館、ふれあいプラザ







 第一見晴の岩の上から朝日の昇る東南東を眺めてみました。
 ふるさと美術館とふれあいプラザが見えますから後の山は妙義町岳、送電線の通る東大桁山の山裾のようです。
南南東に東大桁山、大桁山、観音山










 南南東には東大桁山、右奥に大桁山、重なって見えますが右前に観音山。
南南西に金鶏山










 南南西に見えるのは金鶏山と、やっとここで分かりました。
大黒の滝







 右(北)側に大黒の滝が見えて来たのですが水量が少ないと絵になりません。
鉄橋で沢越え 第二見晴案内標識 第二見晴登り口
 沢が現れたと思ったら鉄橋で越えます。何事も安全第一です。ハイ・・・ しばらく進むと今度は第二見晴で、登り口には鎖が下がっていました。
南に金鶏山








 第一見晴は狭い岩の上でしたが第二見晴は東西に延びた尾根状の岩山です。
 東端からは南側に金鶏山が見えます。
西南西に金洞山








 西端に移動すると今度は西南西に金洞山が見えて来ます。
 昭文社の山地図には白雲山も見えると書いてあるのですが、ほぼ頭上の北側にある白雲山は見えるはずがありません。
第二見晴指導標 タルワキ沢コース分岐 岩壁の庇
 第二見晴から北に戻り、今度は西に進むとタルワキ沢コースの分岐が右(北)側に見えて来ます。岩壁沿いに西南西に進む時、こんな庇状になった所もありました。
本読みの僧







 自然の岩なのか手を加えたものか定かではないのですが「本読みの僧」だそうで、ここが中間道の中間点とのことです。
丸太階段の下り道 東屋 金鶏橋(大人場)分岐の指導標
 左カーブで南西方向に丸太の階段道を下ると東屋が見えて来て金鶏橋分岐の指導標が立っていますが、ここは右折で西へ進みます。
鉄梯子 急坂をジグザグに登る ホッキリ分岐
 鉄梯子を登り、さらに急坂をジグザグに登ります。この登りが今日一番なのかもしれません。なだらかになった頃ホッキリ分岐が現れ、右に見送ります。
鉄梯子







 厳しい岩山に向かって鉄梯子が伸びています。
垂直に聳え立つ岩山 長い鉄梯子
 垂直に聳えた立つ岩山に向かう痩せ尾根なのですが、何もここまでは必要がない関東ふれあいの道「名物」の過剰設備かと思ったのですが・・・
狭い痩せ尾根 シラビソの立ち枯れ
 ここまで狭い痩せ尾根で左右が垂直に切り落ちていると、やっぱり手摺りのある鉄梯子が頼りになります。岩壁に行き着いたら左折し岩の庇の下を南に進みます。
右頭上は垂直に切り立った岩山













 右頭上は垂直に切り立った岩山で、縁をしばらく進みます。
左後を振り返ると北東に白雲山









 左後ろを振り返ったら北東の樹間に白雲山が聳えていました。
大砲岩分岐







 大砲岩の分岐まで来たので、せっかくだからと寄り道をしてみました。
西に金洞山









 分岐の岩山からでも充分に景色が堪能出来ます。西には金洞山。
北東に白雲山










 北東に白雲山。
南に大砲岩










 先(南)に見えるのが大砲岩のようです。
ミニ大砲岩? 岩山の東縁を進む
 岩上にいた家族連れは、ここ迄で大砲岩には行かないとのことです。「あそこに見える岩だって大砲岩に似ているじゃないか」と冗談を言いながら岩山から鎖でいったん下り岩山の東端を通り南に進みました。
天狗の評定








 廻りを眺めながら軽食休憩をと思っていたので一番大きそうな天狗の評定に鎖で登りました。先ずは南南東の景色ですが、この岩の名前は分かりません。
南西に第一石門、第二石門、ゆるぎ岩、荒船山









 南西に第一石門、第二石門、ゆるぎ岩、後にうっすらと荒船山、右(西)側の見晴台には人影も見えます。
西に大砲岩










 西には大砲岩。
北西に胎内くぐり










 北西に胎内くぐり。
上方に目を移すと金洞山










 西側の上方に目を移すと金洞山。
北東に白雲山










 北東には白雲山。
東南東に金鶏山









 東南東には金鶏山、手前の岩の名前は分かりません。
足下の断崖絶壁 第四石門へ
 岩山を独り占めしていた時には決して端には寄らなかったのですが若者が登ってきたので「落ちたらカメラの回収だけはお願い」と頼んでから恐る恐る覗いてみました。これから第四石門へ向かいます。
第四石門










 これが第四石門です。
南から岩石群を








 第四石門を潜らずに南へ進み、振り返って右(東)側に先ほど登った岩石群を眺めてみましたが何が何やら良く分かりません。
南東から見た石門広場







 第四石門へ戻る途中で石門広場を眺めたら人でいっぱいでした。
西側から見た第四石門










 今度は西側から第四石門を見てみました。
第三石門分岐 第三石門
 南に下ると第三石門の分岐が見えたので行ってみたら小さい石門で、その先は通行止めとなっていました。
下り道 鎖の下がった小径



 さらに下ると右(西)側が第二石門、左(東)側が迂回コースになります。ここは当然、右の石門へ向かいました。
第二石門の鎖場 第二石門から岩峰群を
 足場の良い左(東)側の方で夫婦連れが降りてきます。待つのも面倒なので右(東)側の鎖をよじ登ったら、反対側から登ってくる人がいたので一時停止、写真タイムとしました。第二石門の穴越しに振り返って見た岩峰群です。
蟹の横ばいの手前で






 第二石門を南に下ると蟹の横ばいで西に進むのですが、ここも渋滞なので石門を写真に納めました。
第一石門











 第一石門まで下ったら、ここは鎖場ではないので空いていました。三脚を立て高級カメラで石門と紅葉を撮っている方がいたので「小生の27mmでは納まりません。何mmの広角ですか」と聞いたら、わざわざズームを確認して「18mm」と教えてくれました。余程工夫をしないと納まりきれない大きさです。
迂回路分岐







 第一石門の先に迂回路の分岐がありました。
東側から見た第一石門













 東側から見た第一石門ですが、こちらから見ても納まり切れません。
石門入口







 県道196号線の石門入口です。道路の反対(南)側に管理事務所があり休憩室とトイレも備えられています。
第一石門などの岩峰群









 県道に出て北東に進み、振り返って見たらやっと第一石門の全体像が見えて来ました。右後ろの背の高い岩峰が第二石門なのかも知れません。
桜の里、きのこ館から金洞山を










 桜の里、きのこ館越しに西側へ石門、屏風岩、金洞山を眺めてみました。
金鶏山の筆頭岩









 金鶏山の筆頭岩を目の前にして一本杉分岐を通り越したことに気が付き、慌てて引き返しました。
一本杉分岐







 県道は金鶏山の山裾を一回りするので一本杉、七曲り経由で山道を北東に進むのです。
武尊大権現の石灯籠 筆頭岩と金鶏山
 一本杉と云っても杉の木は見当たらず左手、北側には武尊大権現と刻まれた石灯籠、右(東)側には筆頭岩を前面にして金鶏山が見えました。
正面にふるさと美術館、ふれあいプラザ










 正面の北東方面には高台の上にふるさと美術館、ふれあいプラザが見えます。
北に下る登山道 大人場の東屋 コンクリート製の飛び石で沢越え
 一本杉からは北へ下り、左右に向きを変えながら北東に進むと東屋のある大人場(おにんば)になりコンクリート製の飛び石で沢を越え右カーブします。
石段を沢へ向かって下る 左折すると県道
 石段を沢に向かって下り左折すると県道になり、右(南西)側が金鶏橋ですが、ここは左折し北東に進みます。
県道から見えた岩山










 県道から北側に見えた岩山ですがバラ尾根なのか相馬岳辺りでしょうか。
農産物直売所 第二駐車場 道の駅みょうぎ
 ようやく農産物直売所横の中間道入口まで来ました。第二駐車場の車も増えており、道の駅みょうぎは満車状態になっていました。
ふるさと美術館越しに白雲山








 ふるさと美術館のある高台からの眺めが良いとの事で行ってみました。
 ふるさと美術館越しに見た白雲山です。右側の中腹に「大」の文字も見えます。
西南西に金洞山












 西南西に金洞山。
南西には金鶏山










 南西に金鶏山を見て、山頂を目指さずに山遊びをするという初めての経験を終えたのでした。

妙義山 特別付録

妙義神社 富岡市(旧甘楽郡妙義町)
山遊日 09/11/08

大鳥居









 由緒正しく歩いてみようと云うことで大鳥居の前まで戻り、お土産屋さんや旅館の前から参道を西に向かいました。
標石の立つ社門 総門
 妙義神社と彫られた標石を左に見ながら石段を登ると正面に総門が見えて来ます。
神仏混淆時代の仁王門









 総門は神仏混淆時代の仁王門だったとのこと、「高顕院」と書かれているのでしょうか。
立派な燈篭と青銅の鳥居 右側に手水石
 立派な燈篭を眺めながら青銅の鳥居を潜ると右側に手水舎が見えて来ます。
波己曽神社(旧本殿)










 手水石の右側に波己曽神社が祀られており、これは旧本殿とのことです。
階段の先に随身門 社務所
 正面階段の先に随身門が見えるのですが工事中とのことで中には入れずに唐門、拝殿、本殿と続く国指定の重要文化財は拝見出来ませんでした。

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