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(那須岳) 茶臼岳 1,915m 朝日岳 1,896m 那須郡那須町
歩行時間 2.5時間 歩行距離 6.0km
参考図書 ヤマケイYAMAPP日光・那須・谷川岳(山と渓谷社)
行程 RW山頂駅10:00→山頂分岐10:28→那須岳神社(茶臼岳山頂)10:35/38→三角点10:44→峰の茶屋跡11:10/11:15→朝日ノ肩11:40→朝日岳山頂11:48/52→峰の茶屋跡12:16→峠の茶屋12:43→RW山麓駅12:48
山遊日 05/10/01

RW山頂駅から茶臼山を仰ぐ








 紅葉シーズンになると那須岳に向かう観光有料道路が大渋滞になりますので一足先に 行ってみました。
 那須岳と言う特定の頂きは無く南月山から茶臼岳、朝日岳、最高峰の三本槍岳などの 総称です。
 ここには何度か来ているのですが強風でロープウェイが動いていなかったり、雨だっ たりとかで登るのは今回が初めてです。
噴煙が吹き出した跡




 ロープウェイを利用すると一時間もかからないで山頂に行けるので軽装の観光客が目 立ちます。
 しかし、茶臼岳は今も噴煙を上げている活火山です。砂礫の歩きにくい道で、上を見 上げると白く変色した所が見えました。噴煙が吹き出した跡なのでしょう。
 観光地と侮らず、せめて履き物だけはしっかりしたものにしないと怪我の元です。
山頂分岐指導標





 上に行くに連れて砂礫よりも岩が多くなってきます。岩山に変わり、しばらくした所 で山頂分岐の指導標に従い左折します。









 那須岳神社の鳥居が見えてきたら茶臼岳山頂は直ぐそこです。
茶臼山山頂にある那須岳神社



 山頂での記念撮影を順番待ちでやっている状態で人影の無い写真を撮るのに一苦労、 やっぱりここは観光地です。
 山頂三角点を探しましたが見つかりません。地形図で確認したら何と途中に有った事 に気が付きました。ここは山頂部の鉢を一回り出来るようになっているのですが、三角 点を探して元に戻ることにしました。
山頂下の噴煙?





 廻りを見回しながら歩くと新しい発見も有ります。噴煙なのか蒸気なのかが岩の隙間 から吹き出していました。
 後ろに見える山は塩原方面の山なのでしょうか、だとすると更に奥に見える山は奥日 光の山と思われます。
四等三角点茶臼岳





 通りをちょっと離れた所でやっと三角点を見つけました。それにしても、ちょっとお 粗末です。それもその筈、後で調べてみたら四等三角点でした。
旧火口跡?







 山頂分岐を過ぎ、峰の茶屋跡を目指すと観光客の姿は無くなり、それなりの山姿の人 だけになります。途中の左手に火口跡の様な所が見られました。
無限地獄






 山頂分岐と峰の茶屋跡の中間地点当たりから茶臼岳を振り返ると山頂西側にある無限 地獄の噴煙が見えます。
 こうしてみると流石に活火山、荒々しい山なのです。
那須岳最高峰三本槍岳








 北側正面の左手には那須岳最高峰の三本槍岳(1,917m)が見えます。
峰の茶屋跡避難小屋越しの剣ヶ峰、朝日岳







 同じく、その右側には峰の茶屋跡避難小屋越しに剣ヶ峰(1,799m)、これから 目指す朝日岳が見渡せます。
鎖の手摺りの岩径









 峰の茶屋跡は風の通り道で何時も強風が吹いているのだそうです。今日もその通りで 他では吹いていなかったのに、ここだけは吹いていました。岩陰で小休止、朝日岳を目 指しました。
 剣ヶ峰の山腹を通り過ぎてから、朝日岳の後ろ側から登り返すような感じになります 。
 この様な鎖の手摺りが幾つもあるので雨の時には、より一層の注意が必要です。
朝日ノ肩







 朝日ノ肩に出ると後は楽な道です。指導標の所で右折(東南)すると正面左手に山頂 が見えてきます。
朝日岳山頂





 茶臼岳よりもこちらの方が展望が良いと思いました。観光客が入り込んでいなくて山 らしいことも理由の一つかも知れません。
朝日ノ肩越しに見る三本槍岳








 朝日岳山頂より北西方向に朝日ノ肩越しに見る三本槍岳です。
南会津の山々







 左に視点を移して西を見ると茶臼岳の山裾越しに南会津の山々が見渡せます。
 左手前が剣ヶ峰、山腹伝いに峰の茶屋跡から茶臼岳に向かう、先ほど通ってきた道が 解ります。
茶臼岳
 更に左に視点を移してみると南西方面には雄大で荒々しい茶臼岳の全貌が見渡せます 。正面に見える山裾の道は、帰りに通る予定の、峠の茶屋に向かう下山道です。
湯元温泉方面







 更に左側の南東方面には、峠の茶屋の駐車場、ロープウェイ山麓駅の駐車場が見えま す。さらに先は湯元温泉となるのでしょう。
紅葉したてのツツジとナナカマド




 何時までも眺めていたいのですが、そうもいきません。朝日ノ肩に向かう尾根道の右 側にツツジの類の葉が紅葉していましたので藪を漕いで側に行ってみました。
 真ん中、右側に見えるのがナナカマドの紅葉したてと赤い実です。
 あと二週間もすると見事な紅葉の山になることでしょう。
茶臼山裾の峠の茶屋に向かう登山道



 朝日ノ肩で丁度12時、三本槍岳まで行ってくるには往復で2時間は必要です。急ぎ 目に歩を進めたので、この時間で済んでいるのですが、そもそも出発が遅すぎました。 行って行けないことはないのですが日没の早くなったこの時期に無理をすることはあり ません、早めに帰ることにして峰の茶屋跡に戻り、茶臼山の山裾を通り峠の茶屋に向かうコースを選択しました。
木立の間に見える峠の茶屋横の駐車場






 砂礫や岩の山から灌木の山に変わったらゴールはもうすぐです。木立に変わったと思 ったら峠の茶屋横の駐車場が見えてきました。
 鳥居をくぐると、左手に登山指導所の小屋、ほどなく右手に峠の茶屋が見えてきます 。
ロープウェイ山麓駅分岐指導標






 一旦車道に出ますがロープウェイ山麓駅の駐車場に戻るのには、右横の歩道を通りま す。ここを下ると5分程で山麓駅前に到着します。
ロープウェイ山麓駅直前から見たゴンドラ






 下りも思ったより速く歩くことが出来、予定の時間よりも早めに帰ることが出来まし た。
 ちょっともったいないと思いましたが三本槍岳はまたの楽しみに取っておきましょう 。

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