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大滝根山 1,193m 田村市(旧滝根町・常葉町)・川内村境界
歩行時間 2時間 歩行距離 4km
参考図書 新・分県登山ガイド6 福島県の山(山と渓谷社)
行程 あぶくま高原ホテル10:06→賽ノ河原10:28→御沢地蔵尊10:53→山頂11:16/11:30→入新田分岐11:36/11:45→日山権現分岐11:48→賽ノ河原12:11→あぶくま高原ホテル12:28
山遊日 06/06/03

大越町大滝根山入口看板






 阿武隈山地最高峰の大滝根山ですが、カーナビを頼りに行ってみたら入口は、あぶくま洞の近くの北側1.5kmほどの所にありました。
 ところが面白いことに大滝根山ではなくて鬼五郎渓谷入口との標示でした。
登山道入口 満開のレンゲツツジ
 看板の所から東に500mほど舗装道路を進むと左側にあぶくま高原ホテル・大越温泉健康ランドの大きな建物がありますが、どうも営業はしていないようです。
 ちょうどその横に10台ほど停められそうな駐車場があり、先は通行止めとなっており、舗装も切れています。
 左側には民家を改造したレストラン(閉鎖)、バンガローなどもあります。数は少ないのですがレンゲツツジが満開で、いっぱいあるヤマツツジはもう見頃を過ぎていました。
賽の河原








 舗装の切れた道を東に進み、右に養殖池の様なものを見送り更に進むと沢筋に沿った山道となり、しばらく進むと、お地蔵様のある賽の河原に到着します。
沢沿いの登山道






 お地蔵様の前が尾根沿いに登る日山権現コースと沢沿いに登る御沢地蔵尊コースとの分岐になっており、左側の沢沿いのコースを進みました。
落葉広葉樹の新緑 新緑と草ソテツ
 ブナやカバ、モミジなどの落葉広葉樹の原生林です。新緑が綺麗で草ソテツも葉を広げていました。木々の種類を示す表示板が付けられているのですが覚えきれないというよりは直ぐに忘れてしまいます。
御沢地蔵尊 急斜面に取り付けられたロープ
 少しずつ傾斜がきつくなるのですが、御沢地蔵尊を過ぎてからは本格的な登りになります。何ヶ所かロープを頼らなくてはならない場所もありました。
山頂目前のヤマツツジ





 花が咲いていないので区別が付かないのですがシロヤシオ、ムラサキヤシオ、ドウダンツツジ、ヤマツツジなどのツツジ類と岩が多い急登です。所々は木に掴まらないと登り切れません。
 ようやく傾斜が緩くなったと思ったらヤマツツジのトンネルでした。それでもぽつりぽつりと咲いているという程度で少しがっかりしました。
峯霊(みねたま)神社の鳥居









 息が整ったと思ったら、もう山頂でした。突然に峯霊(みねたま)神社の鳥居が現れてきました。
峯霊神社の石祠と石灯籠









 ちょっと覗いてみたら本殿の石祠の割には立派な石灯籠が立っていました。
自衛隊のレーダー基地






 山頂の一等三角点は自衛隊のレーダー基地の中にあるとガイドブックで承知していたので最初から諦めていましたが、展望を求めて一回りして見ようと思っていました。
自衛隊のレーダー基地










 とりあえず神社の左横から左回りに進んでみました。
立ち入り禁止の看板





 何と半周もしないうちに行き止まりです。後で調べてみたら北の方に基地はずうっと続いているのです。
 「平和主義者もどき」の小生は自衛隊も小泉さんも好きにはなれません、こんな時には余計にそう思ってしまいます。
南側の展望






 このまま山頂からの景色を見ずして引き下がるわけにはいきません。今度は引き返して右回りにフェンスの横を進んでみました。
 樹木が邪魔をして絶景と言うわけにはいかないのですが何とか南側を見ることが出来ました。
 山頂から見ればもっと綺麗に見えるのにと恨めしく思うのでした。
ヤマツツジのトンネル








 日山権現に向かって山頂から少し降りた所で思いがけもなくヤマツツジがいっぱい咲いているのを見ることが出来ました。
矢大臣山、羽山 小野町方面
 思いがけなことが続きます。ヤマツツジに満足したら、次には南側から南西方向にかけての展望も眺めることが出来ました。左の写真の奥の山が矢大臣山、手前の台形の山が羽山かと思われます。
入新田分岐







 展望を楽しみながら小休止、簡単に昼食も済まし日山権現を目指そうとしたら分岐の指導標には入新田、仙台平、鬼穴の名前しか書いてありません。道を間違えたのではないかと不安になり山頂に戻ってみました。
山頂の指導標 日山権現分岐
 いつものおっちょこでした。仙台平、鬼穴と日山権現は同じコースで良いのです。地形図を見れば済むことなのに行動が先に出てしまいました。
 快適な尾根道を進むと次の分岐が直ぐに現れます。仙台平、鬼穴方面は広い山道なのに右折をする日山権現コースは道の狭いこと、まるで千葉の山のような道で不安になりました。
西の展望とシャクナゲ







 狭いだけではなく、急激に下って行きます。途中でシャクナゲをやっと見つけることが出来ました。咲いていたのは一ヶ所だけ、ちょっと先の崖っぷちで写真は撮れませんでした。
滑りそうな露岩






 おっかなびっくりで急降下していたために日山権現は説明看板を見つけただけで見損なってしまいました。
 その後にこんな滑りそうな露岩が現れてきて、ここを左に下ります。
西側に見える登り口、右が山頂








 下る前に、ここからの展望を楽しみましょう。車を置いた横のあぶくま高原ホテル(登り口)が西側に見えます。右手前に見える尾根の先(東側)が山頂です。
賽の河原







 更に急降下を続けます。賽の河原を見つけたときにはほっとしました。
協会とレストラン、あぶくま高原ホテル







 賽の河原から先の下りはのんびりコースです。登るときには気が付かなかったのですが道路脇の建物は教会のようです。それにしても営業をしていないレストラン(真ん中に屋根が見える)とあぶくま高原ホテルは寂しい限りです。
振り返って見た大滝根山







 車で帰る途中で大滝根山を振り返って見てみました。ホテルの後ろに見える山が急降下した尾根道のある山で、更に後ろの山の右側が山頂になります。

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