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松手山 △1,613.6m 南魚沼郡湯沢町 平標山 △1,983.7m  仙ノ倉山 △2,026.2m 南魚沼郡湯沢町・群馬県利根郡みなかみ町(旧新治村)境界
歩行時間 7時間 2分 歩行距離 14km
参考図書 新・分県登山ガイド 16 新潟県の山(山と渓谷社) 山と高原地図 16 谷川岳・苗場山・武尊山(昭文社)
行程 町営駐車場06:30→展望地07:00→巨大鉄塔07:42/07:51→松手山8:28/8:34→・1677地点08:54→ガレ場下部09:11→大山祇(一ノ肩)09:35→平標山9:59/10:10→・2021地点10:54→仙ノ倉山11:05/11:26→・2021地点11:37→平標山12:13→平標山の家12:44/12:49→岩魚沢林道(登山口)13:30→ゲート13:59→町営駐車場14:23
山遊日 10/09/18

町営駐車場 平標山登山口
 ボロナビの案内では関越道湯沢ICからなのですが省エネモードで月夜野ICから国道17号線へ入り、のんびりと苗場スキー場の方へ向かいました。少し先(北へ)の右(東)側に半分が舗装で150台が駐められるという湯沢町営駐車場がありました。料金は500円也、早朝は係員が不在で帰りに払う仕組みです。右奥(南東端)のトイレの脇が平標山の登山口になっていました。
岩魚沢林道分岐 松手山登り口
 右(南)に少し進むと舗装道路に出ます。そのまま真っ直ぐ横切って南に向かうと岩魚沢林道経由、平元新道で平標山の家へ向かうコース、左折して北東に進むと松手山ルートになります。
 今回は反時計回りに松手山経由で行くことにしたので左折します。二居川を渡り右手にテニスコートを見ると、その先の右側に登山口がありました。
東に向かう急登 ロープの下がる径
 東に向かっていきなりの急登です。こんなロープの下がる径もありジグザグを切って北東に向かいます。
松手山中腹の巨大鉄塔









 30分ほど登ると見晴らしが良くなり正面(北東)の松手山中腹の巨大鉄塔が見えてきます。
苗場スキー場









 右後ろ(南南西)を振り返って見たら苗場スキー場でした。
マツムシソウ ニガクサ ツクシハギ
 秋の花もちらほら見えてきました。飯縄山でも見たのにピンボケになってしまったマツムシソウ、今年初めて見るニガクサ、新しいコレクションも手に入りました。ツクシハギです。
なだらかな尾根径 尾根の左を またロープが
 なだらかな尾根径は直ぐに、また急登に変わります。尾根の左を巻いたり、またロープが下がっていたりと、きびしい道のりが続きます。
巨大鉄塔が













 灌木地帯に入り勾配が緩くなると巨大鉄塔が見えてきます。
苗場スキー場









 苗場スキー場も前よりは、はっきりと見えてきます。
巨大鉄塔 柏崎原発に続く鉄塔
 少々早いのですが、ここで朝食休憩です。この時は知らずに後で分かったのですが、この巨大鉄塔は柏崎原発から首都圏に向けての送電線だとか、こうして柏崎まで続くのでしょう。
松手山に向かって









 さて、松手山に向かいましょう。
苗場スキー場と首都圏に向かう送電線









 右後ろに苗場スキー場と首都圏に向かう送電線が見えます。
再び樹林帯へ







 再び樹林帯に入るのですが先ほどまでと比べたら大分楽です。
平標山の尾根が









 これから向かう平標山の尾根も見えてきました。
松手山山頂









 先のこんもりとした所が松手山の山頂のようです。
松手山 三等三角点河内山
 やはりそうでした。何時もの通りに南側から写真を撮っているので気がつきにくいのですが三等三角点河内山(そうなんです。松手山なのに河内山で、先が楽しみです)が南側に地盤ごと傾いています。
東に平標山









 山頂は絶景地です。東には、これから向かう平標山。
南南東に大源太山、三国山





 南南東には大源太山、三国山、右後ろにうっすらと榛名山、右手前の南に稻包山、右後ろが木戸山でしょうか。

※注
 谷川連峰には大源太山が二つあります。こちらは平標山の南、谷川岳から見れば西南西にある、別名「河内沢の頭」△1,764.1mです。
南西に筍山、佐武流山








 南南西には、遙か彼方に浅間山、南西には苗場スキー場の筍山の左後ろに白砂山、右後ろに佐武流山が見えます。
西北西に苗場山、神楽峰








 西北西には台形の苗場山の山頂部、その右に神楽峰。北側の松手尾根は取り損なってしまいました。
東に向かうなだらかな尾根径









 松手山からは東に向かって、なだらかな尾根径を進みます。
・1677地点





 ・1677地点でしょうか、平らなところに「高山植物や昆虫を自然の姿で残そう」の看板が立っていました。
北東に向きを変えて








 北東に向きを変えて進むと先に見える勾配は少しきつそうです。ルンルン歩きはここまでなのでしょうか。
急勾配のガレ場







 少し勾配がきつくなった所の先は急勾配のガレ場でした。
なだらかな尾根径








 登り切ったら右カーブで、また東に進む、なだらかな尾根径になります。きびしい登りは20分位だったのでしょうか。
東南東へ









 ゆるい右カーブで東南東へ向かう頃、尾根の右横を巻いて進みます。
下に見える筍山







 右後ろを振り返ると浅間山は雲に隠れてしまいました。その代わりに四阿山、草津白根山、志賀高原の山々が見えてきました。
 ここまで登ると1,790mの筍山は大分低く見えます。
北西方面








 左側の尾根の先が見えてきました。北西方面ですから、かぐらみつまたスキー場の方、左奥の高い山は霧の塔なのでしょうか。
北東方向





 右側は北東方面ですから大源太山、七ッ小屋山、武能岳あたりでしょう。

※注
 こちらの大源太山は谷川岳の北側にあり、ここからは北東に見える「上越のマッターホルン」の異名がある・1,598mの山です。
自然保護を呼びかける看板 大山祇
 また平らな場所に自然保護を呼びかける看板が立っていました。その先に石碑があるので行ってみたら山の神様、大山祇(おおやまづみ)でした。
巻き径を先に









 巻き径を先に進みます。
平標山の左先に仙ノ倉山








 平標山の左先(東)に仙ノ倉山が見えてきました。
 未だか未だかと思っていたので感激の一瞬です。
平標山、三等三角点松出






 ようやく平標山に到着です。ここの三等三角点の名前は何と松出です。しかも手ではなくて出ですから楽しくなります。
東に仙ノ倉山







 先ずは360度の展望を楽しみましょう。
 東に、これから向かう仙ノ倉山、左後ろに万太郎山、谷川岳、その後ろは燧ヶ岳と至仏山と思うのですが。
南東に赤城山、南に榛名山







 南東に雲をかぶった赤城山、手前に大源太山、後ろに子持山と小野子山、南の三国山の後ろに榛名山。
南南西に雲をかぶった浅間山









 南南西の浅間山は雲をかぶったままです。
南西に草津白根山、西南西に筍山







 南西には草津白根山から奥志賀の山々、白砂山、佐武流山、手前に筍山、右後ろの山は鳥甲山でしょうか。
西北西に苗場山









 西北西には苗場山、神楽ヶ峰、田代スキー場。
北に矢場ノ頭








 北には土樽に向かう途中の矢場ノ頭、北北東は仙ノ倉山の北尾根、万太郎尾根なのでしょうか。
北東に七ッ小屋山、背後に巻機山








 北東には七ッ小屋山、背後に巻機山、東北東に朝日岳、巻機山も含めた後ろに越後三山、その右側には平ヶ岳が見えます。
仙ノ倉山に向かって








 先があるので、そうのんびりとしてもいられません。仙ノ倉山に向かいましょう。
花の名所







 花の名所と云われているのですが綺麗なのはウメバチソウとコガネギク位でミヤマウツボグサ、オヤマリンドウ、ハクサンフウロなども咲いていましたが盛りを過ぎていたのでパスです。
・2021地点の横









 ・2021地点地点横の巻き径で、ここから北東に向かいます。
万太郎山から谷川岳に続く尾根









 あまりにも谷が深いので眺めてみました。進行方向の右側、東に見える万太郎山から谷川岳に続く尾根です。
右後ろの南に続く尾根







 赤谷川の源流、金沢沢を挟んだ右後が南の平標山の家を経て大源太山、三国山に続く尾根で、背後には子持山、小野子山、榛名山が見えます。
仙ノ倉山 二等三角点千倉山
 ようやく仙ノ倉山に到着しました。二等三角点の名称も期待を裏切ることなく「仙」ではなくて千倉山でした。呼び名も「ちくらやま」なら余計に嬉しいのですが、どうなんでしょうか。
 やっとビールとモロキュウにありつけます。今日は、良く歩いたご褒美に、お稲荷さんだけではなく梅干しお結びもいただきました。
北北東に北尾根、巻機山





 昼食休憩も済んだので景色を楽しみましょう。北北東の北尾根の左後ろに湯沢か石打のスキー場、右後ろには大源太山、七ッ小屋山、さらに後ろに巻機山が見えます。その後ろに見えていた越後三山は雲の中に入ってしまいました。
東北東に万太郎山、谷川岳、茂倉山、朝日岳








 東北東には朝日岳、茂倉岳、一ノ倉山、谷川岳、手前に万太郎山、背後には平ヶ岳、燧ヶ岳、至仏山が。
東には万太郎山に続く尾根、武尊山








 東には東北東の万太郎山に続く尾根、その背後に武尊山、南東の赤城山は相変わらず雲の中で、南南東には子持山。
南に榛名山、大源太山、三国山









 南奥には小野子山、榛名山、右手前に大源太山、三国山、南南西にはうっすらと浅間山、四阿山から志賀高原の山々。
西南西に・2021峰、左後ろに白砂山








 西南西には・2021峰、左後ろに白砂山、右手前に筍山、右後ろが佐武流山、その右奥に鳥甲山、西に平標山。
西北西に苗場山









 平標山の右、西北西には苗場山、神楽ヶ峰、右奥にうっすらと霧ヶ塔。
南西に平標山の家の赤い屋根







 ・2021地点の横を降りました。ここで右折し北西、西と進むのですが右下、南西に平標山の家の赤い屋根が見えます。
苗場山を見ながら西北西へ









 苗場山を見ながら西北西に進みます。
平標山







 平標山に登り返す最後の登りがきついのですが、山頂は賑わっていました。
南に急降下









 休まずに南へ向かう尾根径を急降下です。
シャクナゲなどの灌木地帯









 シャクナゲなどの灌木地帯になってきました。
足下に平標山の家






 子持山、小野子山、榛名山を見ながら下っていたら足下に平標山の家が見えてきました。
 「階段で歩きにくいですね」と中高年カップルに声をかけたら「林道から山道に入ったらずうっとだよ」とぼやいていました。
平標山の家




 平標山の家にある湧水はお薦めです。冷たくて美味しいのは当たり前のことなのですが検査結果表が張ってあります。一度、「沸騰してお飲み下さい」と云う責任逃れの表示を見たことがあるのですが水場は自己責任が普通です。ここは用心深い方でも安心できます。
平元新道を下る









 平標山の姿を眼に焼き付けてから平元新道を南西方向に下りました。
苗場スキー場と原発の送電線を見て 丸太の階段径
 苗場スキー場と原発の送電線を見て急降下します。丸太の階段径が出てきました。本当に階段の多い径で嫌になります。
カラマツ林 岩魚沢林道登山口
 ブナの自然林からカラマツ林に変わると岩魚沢林道登山口はもう直ぐです。右に水場を見送り少し進むと岩魚沢林道の登山口に出ました。
道祖神 カラマツ林の中の林道
 道祖神があったので振り返ってみたら満天の 星降るごとし 登山小屋 静雄と記してあったので古いものではないようです。カラマツ林の中の林道を下ります。
ゲート 沢水の引き水
 ゲートまで降りたら沢の中に上部から引いたような引き水がありました。美味で山の家で汲んできた500mlのペットボトルも減っていたので補充しました。
沢沿いの径への誘導 河内沢左岸の径 朝通った舗装道路へ
 林道を最後まで進むと思っていたのに河内沢左岸の径へ誘導する標識がありました。左の樹間に建物が見えましたから林道に沿っている径のようで、しばらく進んだら朝に通った舗装道路へ出てきました。
トイレの標識に従い駐車場へ 満車状態の駐車場
 トイレの案内標識ですが、ここが朝の出発時に通ってきた径です。駐車場は満杯状態になっていました。人気の山なのでしょう。

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