日本列島 山だらけ     トップページへ戻る  山だらけメニューへ戻る

丹沢山 1,567.1m 愛甲郡清川村・津久井郡津久井町・足柄上郡山北町境界
歩行時間 5時間30分 歩行距離 12km
参考図書 山と高原地図 28 丹沢(昭文社)
行程 塩水橋先の本谷林道ゲート05:10→堂平登山道入口06:00→塩水林道終点06:27→堂平沢06:57→天王寺尾根分岐07:39→丹沢主脈分岐08:18→丹沢山山頂08:23/10:09→丹沢主脈分岐10:13→天王寺尾根分岐10:39→天王寺峠11:59→本谷林道分岐(本谷橋)12:12→本谷林道ゲート12:34
山遊日 07/05/19

本谷林道のゲート 瀬戸橋
 一番距離の短い塩水橋からのコースでも丹沢山から蛭ヶ岳までとなると10時間位はかかるとのことなので一番日の長いこの時期にして、なおかつ早い時間からのスタートとしました。
 中央道八王子ICか相模湖東ICの方が近いと思っていたのですが小生のカーナビは東名厚木ICを選んだので、そのまま県道64号線を通り宮ヶ瀬湖で70号線に移り中津川沿いに南下しました。
 塩水橋の先に駐車スペースがあるので車を停めていたら相模ナンバーの釣り人が、直ぐ後に駐車したので丹沢山へのコースは、このゲートから南に進み橋が見えて来たら、その橋を渡ると確認することができました。
塩水川











 瀬戸橋を渡り、左カーブを過ぎると塩水川沿いに西に進むようになります。
堂平登山道入口 沢を渡る
 このまま塩水林道を終点まで進んでも良いのですが、ここから入る山道の方がショートカットになるので右(西)に進みます。
山道の入口 中継所
 最初は沢沿いに進むのですが直ぐ左手に山道の入口が現れジグザグに急登します。息を切らして登りきると塩水林道に出ます。右手に見えた建物は休憩所かと思ったら何とか中継所と書いてあり、先客が休憩中でした。
堂平登り口








 塩水林道終点といっても、もう少し先に伸びています。林道を横断した所に堂平に向かう登り口がありました。
ヒノキの植林地 指導標とベンチ
 手入れの行き届いたヒノキの植林地をなだらかに登ります。丸太で作ったベンチが心を和めてくれます。
ブナの新緑












 植林地を抜けるとブナの自然林に変わり新緑が見事です。
堂平沢 砂防ダム
 なだらかなピークを越すと左側にカラ沢が見えて来ますが堂平沢のようです。これまでは時々日が差す天候だったのですが、この辺から雲行きが怪しくなってきました。砂防ダムを渡り対岸の斜面を登り始めます。
ブナの自然林








 南に進み始めたこの辺もブナの新緑が綺麗です。
 雨足が段々と本格的になってきたのでザックカバーと傘を用意しました。小生は暑がり家なので風が強くない限りは傘で済ましてしまうのです。
前方に稜線が












 前方に稜線がかすかに見えて来ました。
天王寺尾根分岐の少し前









 稜線は天王寺尾根でした。ここで右カーブし、少し進むと天王寺尾根の分岐になりました。
ガレ場と鎖場




 天王寺尾根分岐からは、また西に向きを変えて進みます。ガイドブックにクサリ、ガレ場と書いてあるのですが樹木に包まれた穏やかな尾根道です。この辺から雷の音も聞こえるようになってきました。
 尾根が細くなったと思ったらクサリの下がったガレ場が見えて来ました。傘を片手にして登る姿は分福茶釜の綱渡りの様に見えたのかも知れません。
木の階段











 ガレ場の先も急登が続きます。木の階段が現れ、次に木道が見えてくると登りも穏やかになり丹沢主脈の稜線はもうすぐです。
丹沢主脈の分岐













 ようやく丹沢主脈の稜線に到着しました。
みやま山荘






 南に5分ほど稜線を進むと丹沢山の山頂です。左側にみやま山荘が見えて来たので直ぐに飛び込みました。
 管理人の石井さんに天候のことを訪ねたら「一過性の雨でしょう」とのこと、ビールを貰い早めの昼食としました。しかし雨はなかなか止まず2時間近くお世話になってしまいました。
丹沢山の山頂標識 一等三角点丹沢山
 ようやく雨は上がったのですがガスは消えません。蛭ヶ岳に行こうか止めようかと迷いながら、取り敢えず丹沢山の山頂標識と一等三角点丹沢山を写真に納めました。
蛭ヶ岳分岐の指導標 蛭ヶ岳に向かう下り道
 山頂から西に向かう蛭ヶ岳に向かう分岐です。散々迷ったあげくガスの中を登っても何も見えない、雨がまた降り出したらクサリ場もあることだし危険だと判断し、今回はここで止めて戻ることにしました。
主脈から堂平方面への分岐









 南北に走る丹沢主脈を少し北に進み、堂平方面の分岐で右(東)に下ります。
木道の左右にコバイケイソウ










 登る時には周りを眺める余裕も無かったのですが木道の左右にはコバイケイソウがいっぱいあり、この先にはフキが広がっていました。
ガレ場のクサリ場












 急坂を下ると、いよいよガレ場のクサリ場です。
左右が崩落











 ヤセ尾根で左右がこの様に崩落しているのだから将来はどうなるのかと心配になってきます。
堂平と天王寺尾根の分岐 シロヤシオ
 堂平と天王寺尾根の分岐ですが帰りは天王寺尾根で東に進むことにしました。分岐の直ぐ近くにシロヤシオ(五葉ツツジ)が咲いていました。
アセビもいっぱい ヒノキのヤセ尾根
 自然林にはアセビもいっぱいありました。南側がヒノキの植林地になっており、このような根っ子が浮き出たヤセ尾根のところもあります。
急勾配の尾根道 塩水橋まで60分の指導標
 なだらかな道もあれば、こんな急勾配の所もあります。やっと塩水橋まで60分の指導標が見えて来ました。ここでは左(北)にカーブしますが右に巻きながら下り、東に進みます。
鹿除けの柵 天王寺峠
 堂平や山頂付近でも鹿除けの柵はありましたが潜ることはありませんでした。千葉の山で扉の開閉(ロープや針金で縛ってある)を自分でやるのに慣れているので、開けようとしたら針金できつく縛ってあり開けられません。どうしようかと見渡したら回り込むように踏み板を設置してありました。これだったら鹿だって通れるのではないかと心配になってしまいました。
 さらに東に進むと天王寺峠です。この辺の標識は進む方向が「宮ヶ瀬」との表記なので「塩水橋」ではないのかと少々心配になるのですが、林道を北上すれば最終的には宮ヶ瀬に行くので、そう表記しているのでしょうが、ややこしく感じます。
南に急降下 沢まで降りる
 天王寺峠から右(南)側に急降下します。降りた先にも鹿除けの柵があるのですが、ここは踏み板が腐りかけており扉が開いていました。降りた先が沢になっており、沢沿いに進みます。
本谷林道(本谷橋)












 やっと本谷林道と合流です。ここから左(東)に進みます。
本谷川と藤











 塩水川と比べると本谷川の方が水量が豊かです。
 渓流の流れに藤の花の紫が似合っていました。
瀬戸橋










 東に向かっていたのが左カーブし、しばらく北上すると塩水林道始点の瀬戸橋が見えて来ます。ここまで来ればゲートはもう直ぐです。
ハルユキノシタ






 ゲートの手前にハルユキノシタがひっそりと咲いていました。
 帰り道でコンビニに2軒も寄ったのですが飲んだことのある「盛升」しか置いてありません。蛭ヶ岳も地酒も駄目と、ちょっと寂しい山遊びになってしまいました。

トップページへ戻る  山だらけメニューへ戻る  このページのトップへ戻る