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燕岳 △2.763.0km 安曇野市(旧東筑摩郡穂高町)・大町市境界
参考図書  新分県登山ガイド 15 長野県の山(山と渓谷社) 山と高原地図 37 槍ヶ岳・穂高岳・上高地・北アルプス(昭文社)
1日目
歩行時間 3時間41分 歩行距離 5.5km
行程 中房温泉08:46→第一ベンチ09:22/09:32→第二ベンチ09:57/10:10→第三ベンチ10:39/10:53→富士見ベンチ11:25/11:34→合戦小屋12:02/12:50→合戦沢の頭13:09/13:15→燕山荘14:07
2日目
歩行時間 2時間57分 歩行距離 7.5km
行程 燕山荘05:39→燕岳06:09/06:22→燕山荘06:47/07:16→合戦沢の頭07:39→合戦小屋07:47/08:26→富士見ベンチ08:43/09:00→第三ベンチ09:20/09:34→第二ベンチ09:53/10:09→第一ベンチ10:24/10:37→中房温泉10:57
山遊日 14/07/17〜18

中房温泉 登山口
 長野道安曇野ICから国道147号線へ入り北上、JR大糸線有明駅の手前を左折し県道25号、327号線で西へ向かい、中房川沿いに上り詰めると中房温泉になります。登山者用駐車場は500mほど手前に二ヶ所あるのですが下山後の宿泊を予約しているので、ここまで入れました。登山カードをポストに入れてトイレと日帰り入浴施設の間を西へ向かいます。
ジグザグに登る 第一ベンチ
 北アルプス三大急登の一つとのこと、確かに勾配はきついのですが上手にジグザグを切ってあるので、それ程のことはありません。それでもゆっくり登り第一ベンチに到着しましたが1kmで40分を切っています。
水場の案内 水場の小さな沢
 水場の案内があるので右(東)側を眺めて見たら、下の方に小さな沢が見えました。何もここで水を補給する必要は無いのでパスです。
道祖神 ギンリョウソウ
 ここは安曇野、道祖神が祀られていました。さらに水場に下る所にギンリョウソウがひっそりと咲いていました。
階段径 荷揚げ用ケーブル
 ベンチでしっかりと休憩を採り先に進みます。こんな階段径もありました。荷揚げ用ケーブルが見えてきました。
第二ベンチ 尾根径
 直ぐ先が第二ベンチでした。ここでも、しっかりと休憩を採り、先に進んだら尾根径らしくなりました。
大天井岳、常念岳








 左前方(南西)に大天井岳から常念岳に向かう尾根が見えてきました。
ゴゼンタチバナ 第三ベンチ
 途中に丸太を並べただけのベンチがあるのですが指導標が立っていない所はパスです。ゴゼンタチバナを見つけたら第三ベンチでした。もちろん、ここでも休憩です。
崩れた径 富士見ベンチ
 こんな崩れた径もありました。今日は晴れ間もありますが基本的には曇り空です。富士見ベンチから冨士山を見ることは出来ませんでした。
大天井岳から常念岳








 大天井岳から常念岳へ向かう尾根にも雲が、かかってきました。
ツマトリソウ マイヅルソウ
 径端にツマトリソウとマイヅルソウが咲いていました。
合戦小屋にあと10分 あと5分
 合戦小屋まであと10分、5分の案内があり、安心して進めます。それと、くたびれた人には最大の励ましとなります。
合戦小屋 荷揚げ用ケーブル
 合戦小屋に到着です。荷揚げ用ケーブルは、ここまで延びています。
名物の西瓜 売店内部
 名物の西瓜は売れていましたが、看板に偽りありで、うどんは作っておらずカップ麺とのことでした。売店と西瓜売場の間にテントが張ってあったので「売店を利用した方だけの使用ですか?」と聞いたら「どなたもご利用下さい」と心の広い答えが帰ってきたので、そこで、持ち込みのモロキュウとビール、お稲荷さんの昼食休憩としました。
ウラジロナナカマド コイワカガミ
 尾根径で見つけたウラジロナナカマドとコイワカガミです。
三等三角点濁沢 合戦沢ノ頭
 合戦小屋から20分弱で合戦沢ノ頭となりました。三等三角点濁沢です。
南南東に大天井岳









 相変わらずの左前方(南南東)に大天井岳。
北西に燕岳







 やっと右前方(北西)に燕岳が見えてきました。その右が餓鬼岳、その間に見える雪渓の山は針ノ木岳や蓮華岳でしょうか。
燕岳、北燕岳
 燕岳から北燕岳の全景が見えてきました。
燕山荘








 燕山荘(えんざんそう)も見えてきました。なぜか、「つばくろさんそう」ではないのです。
槍ヶ岳








 南西の大天井岳に向かう尾根径の先に、穂先には雲がかかっていますが待望の槍ヶ岳も見えてきました。
チングルマ シナノキンバイ
 遠くの山も嬉しいのですが足下でも花々が賑わっています。チングルマにシナノキンバイ。
ヤマザクラ コツガザクラ
 ヤマザクラは種類が多いので正確な名前は分かりません。コツガザクラも咲いていました。
急登の階段径 雪渓
 燕山荘が近づいて来たら勾配もきつくなってきました。急登の階段径を抜けたら雪渓が残っていました。山荘の北側に回り込んだのです。
山荘の北側









 山荘の北側に到着です。
北北西に燕岳









 北北西に燕岳。
西に水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳、双六岳









 西には水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳、双六岳などが。
南南西に槍ヶ岳、穂高岳









 さらに南南西に槍ヶ岳、穂高岳と絶景が連なっています。
槍の穂先









 雲の中ですが槍ヶ岳の穂先も見えてきました。
燕山荘 ミヤマクワガタ
 いつまで眺めてもキリがないので、燕山荘の方に向かったら、途中でミヤマクワガタが咲いていました。
表銀座縦走コースの始発点 ヤナギラン
 燕山荘の右横に大天井岳から槍ヶ岳に向かう表銀座縦走コースが南南西に延びているのですが、同時にお花畑でもありました。ヤナギランの咲きかけ。
コマクサ タカネツメクサ
 砂地の所にはコマクサとタカネツメクサの群生地がありました。
南南西に大天井岳、穂高岳、槍ヶ岳







 南南西に大天井岳、穂高岳、槍ヶ岳。表銀座縦走コースで、こちらの燕山荘を目指す登山者も見えました。
北に燕岳








 北には当然、燕岳。その右後に見える山は餓鬼岳のようです。
ミヤマキンバイ




 燕山荘のお庭にはミヤマキンバイも咲いていました。
 この時点で14時50分、山小屋のチェックインは15時前の常識に従い手続きを済ませ、本日二度目のモロキュウ&ビールを済まし焼酎に切り替えていた頃、雨が降ってきてしまいました。
南南西の富士山方面






 夕食も済まし、オーナーのホルンと自慢話を聞いても、つまらないと思い早寝をしていたら、冨士山が見えるとの情報が入り展望デッキに駆けつけました。18時20分頃の出来事です。
南東に蓼科山







 雨は小降りになったのですが冨士山は、とても無理です。赤岳も見えません。でも南東方向に蓼科山が見えました。
東南東の霧ヶ峰、美ヶ原








 東南東に見えるのは霧ヶ峰高原、美ヶ原でしょうか。
その左に有明山








 その左に有明山。雨が止んでいないのでレンズには水滴が付いています。
北に燕岳







 北東に東餓鬼岳、左後方に爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳、その左前に餓鬼岳、さらに左後方に蓮華岳や針木岳、北には北燕岳、その左が燕岳になります。
北に燕岳、餓鬼岳








 翌朝、雨は止んだのですが、うっすらと雲がかかった燕岳、餓鬼岳です。
東南東








 やはり、ご来光は無理なようです。美ヶ原や霧ヶ峰も見えません。
南東方向








 昨日見えていた蓼科山も駄目です。4時45分が朝食開始なので食堂へ向かいました。
山荘出発 燕岳
 天候の回復を待ったのですが駄目、5時半を過ぎたので燕岳に向かうことにしました。
北燕岳分岐 山頂直下
 出だしは、ちょっと雨が落ちている程度だったのでカッパを着ていなかったのですが、途中で雨支度です。北燕岳分岐を越して山頂直下まで来ました。
二等三角点燕岳 山頂標識
 岩の間を掻き分けるようにして上り詰めると、数人で一杯になりそうな狭い山頂です。北を向くべき二等三角点燕岳は西を向いています。そして、その西側に、こんな山頂標識がありました。岩山なので標柱などは立てられないのでしょう。
南側









 こちらが登ってきた南側です。
西側








 西側の山並み。先程の分岐で左折をすると山頂を巻いて下を通り、北燕岳に向かうのでしょう。
北に北燕岳








 北燕岳に連なる尾根と、写真では、はっきりしませんが北燕岳です。
槍ヶ岳









 帰る途中で槍ヶ岳が見えてきました。
燕山荘と大天井岳








 燕山荘と、その右後に大天井岳も姿を表しました。
奇石めがね岩









 これが奇石めがね岩でしょうか。
燕岳









 燕岳を振り返って見ました。
コケモモ ムカゴトラノオ
 コマクサがいっぱい咲いていたのですが昨日撮ったのでパス。コケモモとムカゴトラノオです
燕山荘 中房温泉
 結局、雨は降ったり止んだり。最後までカッパを脱ぐことはありませんでした。最後の写真もレンズが濡れています。

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